財布にお金が残る!!一石二鳥のお金の習慣
財布にお金が残る!!
一石二鳥のお金の習慣
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みなさん、
お子さんと買い物に行くたびに、100円くらいのお菓子やおもちゃを買ってあげていませんか?
100円くらいのアメやチョコ、
ショッピングモールガチャガチャ
ゲームコーナーのアーケードゲーム、
ファミレスのレジの前のおもちゃ、
子供にねだられると、つい買ってあげてしまいがちです。
しかし、この些細な習慣をしているあなたは、子供に知らず知らずのうちにお金に振り回される考え方を伝えてしまっているかもしれません。
「100円だからいいか」
「300円くらいなら買ってあげてもいいか」
このような些細な支出をしてしまうあなたは、
「贅沢してないのに貯金ができない。」
「働いているのに思ったほどお金が貯まらない」
「気づいたら財布からお札が消えている」
という悩みを抱えていませんか?
そんなあなたに、お金を貯めることができるようになる、貯金が苦にならなくなる
オススメの方法をご紹介します。
些細な支出の2つのデメリット
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お金を貯める方法をご紹介する前に、些細な支出がもたらす2つのデメリットをお話ししておきます。
デメリット1 家計全般の支出も緩んでしまう
100円くらいの支出を躊躇しない人は、家計簿をつけていなかったり、支出の計画を立てていない傾向があります。
100円の支出も1日2回、30日間にすると6,000円になります。
100円は、些細な支出ではなく高額な支出なのです!
また、次のような「買い物」に心当たりがある方は、支出管理ができていない可能性があるので要注意です。お金が貯まりにくい生活をしているはずです。
* ア◯ゾンでつい欲しいものをサクサク買ってしまう
* クレジットカードで買い物、外食を頻繁にする
* 毎月いくら使っているか把握していない
「あちゃー。やってる!」という人は多いのではないでしょうか。
銀行口座を袋に例えるなら、袋に穴が空いている状態です。
なんとなくお金が貯まらなさそうな感じ、わかりますよね。
デメリット2 子供がお金の大切さを学べないまま育ってしまう
お金の使い方には大きく分けて3種類あります。
- 生きるための消費
- 成長のための投資
- 無駄づかいの浪費
3つ目の浪費が一番お金が貯まらない使い方です。
子供に100円位のお菓子を買ってあげているだけならまだ良いのですが、
親自身がゲームセンターで際限なくお金をつぎ込んだり、
親自身がギャンブルでお金を浪費したりしていたら危険です。
そういったお金の浪費癖は子供にも伝わってしまいます。
あなたは
我が子が「我慢ができず、意のままにお金を使う子」になってほしいですか?
現代は、クレジットカードで収入以上の買い物を簡単にできてしまいます。
リボ払いをすれば、かなり高額な買い物ができます。
かなり年収が高い大人でも、意のままにお金を使っていたら、お金は貯まりません。
逆に支払いに苦しみます。
どこかで聞いた事件のように、「遊ぶ金欲しさに会社のお金を持ち出す」なんてことがあってはなりません。
「一事が万事」と言われていますので、気をつけたいものです。
家計簿をつけてますか?
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この質問をすると「No」と答える人がかなり多いです。
Noでも大丈夫です。
家計簿は、三日坊主が当たり前です。
お金を貯めている人がいかにもやっていそうなこの習慣、
案外継続が難しいのです。
なぜなら、家計簿は生きているからです。
というか、私たちは生活をしているからです。
生活をしていれば、毎日様々なことでお金を使います。
友人とランチをする日もあれば、一杯飲んで帰る日もあります。
急遽ハンカチをコンビニで買うようなこともありますし、病院に行けば急な出費が生じます。
1つ1つの会計のレシートをとっておいてノート書き留めたり、パソコンに入力したりする作業は、かなりの労力です。
しかし、
私(FP)が本業とするファイナンシャルプランニングにおいて「家計簿」は必須です。
収入と支出がどうなっているか見ないと、家計の問題を判断できないからです。
最近流行りの家計簿アプリも使い方を間違えると役に立ちません。
案外正しい使い方をマスターするのは大変です。
この家計簿も、このあと述べる方法を使えば、できそうかも?と思って頂けると思います。
貯蓄する目的は決めてますか?
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「教育資金?老後資金?開業資金?」
人によって様々です。
ただ、これも案外、「考えてなかった」という人は多いです。
お金は様々な用途に使えます。
わざわざ目的を決めなくても貯まっていれば良い、という考え方は1つです。
しかし、やはりお金を貯める目的は必要です。
それはメリハリやモチベーションにつながるからです。
ボディビルダーになるトレーニングと、マラソンを走るトレーニングは違います。
「何かの競技に役立つだろう」と言って全身にあらゆる筋肉トレーニングを負荷できますか?
私には無理です。三日坊主で終わる自信があります。
しかし、具体的な大会に出場するために必要なトレーニングは行えます。駅伝の大会とかです。やるべきことが明確だからメリハリをつけて取り組めるのです。
これまで目的のために頑張れたあなたなら、目的のために貯金が出来そうではありませんか?
もしあなたが目的を持たず貯金をしてきたならば、目的を持てばもっと加速度的にお金が貯められると思います。
お金を貯めるために最低限やらなければならない1つの方法
ここまで読んで頂きありがとうございます。
それでは、私が考えるお金を貯めるために必須と考える方法をご紹介します。
この方法は、収入が多い方にも、生活がギリギリの方にも有効です。
それは、
おこづかい制
です。
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それも、親子で行うおこづかい制です。
親子で行うことで、
こどもに対するお金の教育と
親の貯蓄が両立できます。
一石二鳥です。
おこづかい制の手順
(こども)
1. 家のお手伝いの内容と金額を決める
2. 貯金して買う物を「目標」として金額を定める
3. 何におこづかいを使い、何を親が買ってあげるかを決める
4. お手伝いをしたらおこづかいを渡す
5. 目標に向けて応援し、結果を賞賛する
(大人)
1. 親もおこづかいを決める
2. 自分もおこづかいの範囲で生活する
3. 財布におこづかいを残せるようになったら家計の他の支出項目もおこづかい(=予算制)にする
4. 家計にお金が貯まる
大人もおこづかい制にすることで、毎日財布の残高を気にします。1日お金を使わなければ、翌日に余裕が生まれます。このような節制をこどもと一緒に行うことで悲壮感なく節約脳が育成されます。試していただければ、すぐにご自分の支出の変化に気づきますよ。
このあと、私が自分で体験した「おこづかい制のメリット」を申し上げていきます。
おこづかい制のメリット
親子で行うおこづかい制で得られるメリットは以下の2つです。
* こどもがお金の大切さを知る
* 親もお金の大切さを思い出す
メリット1 こどもがお金の大切さを知る
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小学生くらいになったら子供にはお金の大切さを教えたいものです。
将来お金のことで人生を狂わすようなことにだけはなって欲しくありません。
お金の感覚をしっかり持っていれば、大抵の職業ならしっかり生きていけます。
逆に、お金の感覚が抜けていると、多少稼ぎが良くても、
お金の使いすぎでカードローン地獄に陥ったり、
犯罪に手を出してしまうことさえあり得ます。
こどもたちも
お金の倫理観、お金の尊さ、お金の大切さを早い段階で知るべきです。
そこで有効なのがおこづかい制です。
おこづかい制をスタートして得られる変化
おこづかい制を導入すると、こどもが自分からお手伝いをしてくれます。
例えば、私の家では「布団を畳む、布団を敷く」を長男の仕事にしています。
長男は、毎日率先して自分の仕事を全うします。
ハミガキは言わなければしませんが、お手伝いは何も言わなくてもやります。
大人もそうですよね。仕事はお金をもらっているから真面目にします。
ここで
「お金のためでしょ」と思われましたか?
それで良いのです。
お金のためにお手伝いをするから、モノの有り難みがわかります。
また、お金のためのお手伝いがあるからこそ、おこづかいのないお手伝いが尊いことだと理解できるのです。
また、おこづかい制はこどもが自制することを覚えます。
うちの長男も多分に漏れず、お菓子とおもちゃが大好きです。
スーパーに買い物に行った時などは、100円くらいのグミなどを買ってあげていました。
しかしおこづかい制を導入してからは、グミなども自分のおこづかいで買うように決めました。
そうしたところ、「ポケモンのおもちゃが欲しいからお菓子は買わない」と言うようになりました。
私としてはおこづかいを散財してしまい、おもちゃを買う貯金なんてできないだろうと思っていましたが、意外に長男は2ヶ月ほどかけてポケモンのおもちゃを買うことができました。
大人でも欲しいもののために我慢ができる人がどれだけいるでしょう。
クレジットカードで買ってしまう人が多いのではないでしょうか。
メリット2 親もお金の大切さを思い出す
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「思い出す」というか「知る」の方が正しいかもしれません。
おこづかい制を導入する際、こどもにやらせるだけではいけません。
大人も手本を見せるべきです。
(大人の方がお金を使うことが多いので大変です)
大人のおこづかい制(=予算制)は続けるのが難しいです。
足りなければ、前借りや家計からの補充が簡単にできてしまうからです。
おこづかい制と言いつつ、ルールが形骸化している人は少なくないのではないでしょうか。
しかし、こどもにおこづかい制を導入すると、先述の通りこどもの成長を見ることができます。
こどもが目的のために貯金を始めているのに、
親である自分がどうして浪費をできるでしょうか。
お金の大切さに気づき、
具体的には下記のような変化が私には生じてきました。
(節約思考)
* ア◯ゾンで本を買いたくなったら図書館に行ってみる。
* 欲しい服があってもおこづかいの残額を見て我慢する。
* 飲み会に参加するためにランチはお弁当を持参する
(感謝と投資)
* 学びなどの成長にお金を使うようになる(自己投資)
* 人のためにお金を使える(人へのプレゼントや会食)
* お金をもらう立場として仕事の質にこだわりを持てる(顧客への感謝)
私自身もメリハリがつくようになりました。
「子供に我慢をさせるなんてかわいそう」と思われるかもしれません。重要なことは我慢させるのではなく、こどもに裁量は任せることで、こどもが自ら我慢を選んでいるということです。
100円くらいのお菓子をいくつも買うのではなく、
欲しいもののために我慢しているだけです。
こどもによっては、散財派の子もいるようです。
私の家庭では
もちろんお誕生日にはプレゼント、お正月にはお年玉をあげますし、家にはみんなで食べる用の大袋のお菓子はあります。
極端な節制をしているわけではありません。
* お金は湯水のように湧いてくるものではない
* 使えばなくなる
* 目的のためには我慢も必要
大切なことはこのようなことをこどもと一緒に学ぶことです。
子供は皆さんの教育でお金のことを初めて学びます。
子供にお金の教育をすることで、親もお金の大切さに気づけます。
私はお金の教育を実践することで、時間や物といった様々な物にも感謝の気持ちが強くなりました。
私の考えるお金の教育は、
人生を前向きに、豊かに生きるためのものです。
今更私がいうまでもありませんが、
お金の力は絶大です。
お金の力を教育に生かしましょう。
こどもと自分の成長のために。
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お金の教育塾 FP君
遠藤 功二 Endo Koji
日本FP協会認定 CFP®︎
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