株式投資の魅力

 

「良品計画の株が上がってきました🎵」

これは、あるお客様から来た一報です。この銘柄は株価の低迷が続いていましたが、決算発表後に上昇し始めているようです。

今回は株式投資の魅力について解説します。

投資は必須の世の中に

最近つみたてNISAやイデコの普及によって、積立投資によって資産形成をするのは当たり前になってきました。

特に20代の方々に聞くと、器用に情報収集をして積立投資をしています。

そういった意味では30代以降の人で、まだ預金しかしていない人は、積立投資をスタートした方が良いでしょう。

投資はインフレの備えにもなるので、今後は必須の家計防衛策になります。

投資とインフレの関係を解説すると、以下のとおりになります。

(仮説)
今の物価を100とする
30年後の物価を200とする

今の生活費を1,000とする
30年後の生活費は2,000になる

今の上場企業の売上/利益の平均が、10000/1000とする。
30年後の上場企業の売上/利益 が、20000/2000になる。

今の上場企業の株価が、100とする。
30年後の上場企業の株価が、200になる(かもしれない)。

結論:株式市場に投資をしている人は資産をインフレに合わせて増やせている。

さらに上のレベルに行くなら株式投資

積立投資で株式系の投信を選ぶことは、インフレ時代の資産防衛策になります。

しかし、積立投資にも短所はあります。経済の勉強にはならないことです。
ただ機械的に積み立てているだけなので、大して学びにはなりません。

積立は十分やっているからもっと投資を深めていきたい、という方には株式投資がおすすめです。

リスクは高くなりますが、個別株を調べて買うことの面白さはやった人にしかわかりません。誰でもできます。

株式投資の魅力

株式投資の魅力は、会社が自分のために働いてくれることです。よく「お金が働いてくれる」と表現する人がいますが、働いているのはお金ではなく会社であり、その会社で働いている人です。
株を買うということは、資本家になるということです。

表現が難しくなってきたので例をもとに説明します。

例えば、今日本では外国人旅行者の誘致に動き出しています。コロナで外国人旅行者が激減しましたので、政府も外国人の呼び込みには気合が入ってきています。

ここで、自分が働くという発想しかない人は、「私の仕事はインバウンド消費の恩恵を受けられないから残念」という気持ちになります。

株式投資をしている人は「インバウンド消費系の企業の株を買おう」という発想になります。

買ったインバウンド消費の恩恵を受けられる企業が業績を伸ばせば株価が上がる可能性があります。

自分が旅行者向けの高級ブランドショップなどで働かなくても、そのようなショップで働いている方々の成果が株価に跳ね返ってくるわけです。資本主義経済では、「会社は株主のために働く」という原則があるため、買った株の企業はあなたのために働いてくれます。(コーポレートファイナンスの基本です)

株式市場はどんどん先を見て動いていきますので、実はインバウンド消費系の株は既に上がっています。これから買うのがどうなのかは、ここでは言及しません。

私は2022年6月に旅行者の入国制限が少し緩和された際に、「多分これから入国制限はもっと緩和されるだろう」と思い、インバウンド系の株を複数買いました。

買った株は全て利益になりました。

私はニュースが出てから動いたので、大して早い動きだったわけではありません。裏情報を見たわけでもありません。

つまり、普通の人でも普通のニュースを手がかりに、株式投資はできるということです。

株式投資をしていると、普段の経済の動きが気になってきます。全てをチャンスと考えるポジティブシンキングが身につきます。

例えば、2022年2月にロシアがウクライナに侵攻した際に、普通の人は「経済が混乱する」と考えると思います。

投資家は、「資源価格が上がるから資源関連の株を買おう。軍事関連も買っておこうかな。」といった具合に動きます。投資家は、異様に前向きです。

軍事関連の銘柄は、ESG的視点で投資対象から除外する人は多いですが、そのような倫理的な視点を持てるのも株式投資をしているからです。

2011年の東日本大震災の時、投資家は復興需要を受けられる建設関連株を買っていました。

テレビの暗いニュースを見て一緒に悲観的になっているのではなく、絶えず前を向けるのが投資家目線の面白いところです。

損をしたらどうするの?

株式投資には損は付き物です。損への対処法はいくつかあります。

  1. 銘柄を徹底分析する
  2. 買うタイミングを分ける
  3. 銘柄を分散する

株式投資で大事なことが銘柄分析です。
「この会社の株なら、仮に下がってもさらに買い増しできる」というくらい、好きになれる会社を選ぶことが大事です。

どうやって会社分析をするかについては、私にご相談ください。

買うタイミングを分けることは有効です。よくナンピンといいます。株の本をみると「ナンピンはするな」と書いてあります。

これは、負け戦にハマるな、という意味です。確かにそれはいえます。ずるずる負け組の銘柄を追いかけるのは得策ではありません。

買いタイミングを分けるのは、「資金を残せ」という意味です。どれだけ会社の内容や業績が立派な銘柄でも、相場の雰囲気で下がることがあります。
その動きは読めません。

例えば、「この銘柄を〇〇万円分買っておこう」と考えたのであれば、その金額を2分割〜4分割にして買うと、下がったところで追加買ができます。

下がらなければ、資金が余るので、別の銘柄の買い付け資金に充てられます。

それでもナンピンがどうも気持ち悪いという方は、損切りルールを適用しています。自分で決めた幅以下に下がったら、一旦銘柄を売るというルールです。

これも結構有効です。

5%下がったときに損切りをしたおかげで、結局40%下落の地点で買い戻すことができた、ということが起きます。
逆にいうと、5%下がったときに逃げなければ、もっと含み損が膨らんでいたことになります。

まとまった資金があり、手元資金をどんどん運用したい方は、損切りルールの方が合っているかもしれません。

まだ資金はそれほどなく、これから先の収入がある若い方々は、ナンピンを視野に入れて、とにかく少しずつでも株式投資を進めていくのは有効です。

資金がない、という状態をいかに避けるかが、株式投資においては重要になります。

また、銘柄分散は大事です。全ての銘柄が同じ動きをするわけではないからです。

さまざまな銘柄を分析し、タイミングを見計らいながら保有株数を増やしていく、ということをしているうちに、いつの間にか経済に詳しい立派な投資家になれます。好きな漫画を集めているうちに、いつの間にか家が漫画図書館になっている人がいますが、頭の中を会社図書館にできると理想です。

「ロシアやばいよね」という話をするだけでなく、「ロシア問題でどんな銘柄がチャンスになるかな?」という話ができる人になれます。

投資家ならではのチャンスを狙う視点は、仕事や教育にも役立ちます。

今後の世の中がどうなり、どんなスキルや能力が必要とされるのか、ということを考えることと、有望銘柄を探すことは似ているからです。

すごく簡単な例だと「今後はプログラミングが大事だ」ということに早く気づいた方は、今SEとして高給取りです。

英語が重要な時代と言われてずいぶん久しいですが、英語も気合をいれて学んだ方は、レッスンにお金を払う側ではなく、教えることでお金をもらう側になれているわけです。(実際にオンライン英語レッスンを副業でしている人で、結構稼いでいる人を知っています)

好きなことを仕事にするために

私は小学校高学年以上の方々を対象に、株式投資の授業をやることがあります。
株式投資をすることで、世の中の企業を知り、先見性を磨けることを若い方々に伝えたいからです。

私は企業の決算資料を見ることが苦ではありません。それは企業分析が好きだからです。経営大学院で学んだときに「勉強って楽しいな」と思ったのを覚えています。

証券会社や銀行でノルマのことばかり考えて業務をやっていたときは大変苦痛でした。興味があることを仕事にしたつもりが、周りとの比較ばかりが関心事になっていたからです。(他者との比較が好きな方は楽しいと思っていたはず)

私は独立したおかげで好きなことを仕事にできていますが、勤めることで好きなことを仕事にしている人はたくさんいます。

株式投資によって、社会や経済を学び、自分の好きなことを仕事にすることを若い世代の方々には目指してほしいと思います。

株式投資について興味を持たれた方は、まずは、保護者様が株式投資を実践してみてはいかがでしょうか。

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