株はどうはじめたらいい?株式投資のやり方をスポーツに例えてわかりやすく解説!
こんにちは。
金融教育サービスFP君を提供しております遠藤です。
あなたはサッカーのワールドカップは観ましたか?
すごくエキサイティングでしたよね。
私はワールドカップを観ていると「自分も監督をやってみたい」と思います。
チーム同士の駆け引きや、選手の采配をするのがすごく面白そうだからです。
もしあなたが私と同じように「サッカーとかスポーツチームの監督やってみたいなー」と思うなら、1つおすすめしたものがあります。
それは、「株式投資」です。
実は、株式投資にはチームスポーツの監督的な要素が詰まっています。
次の項から説明をしていきます。
監督と投資家の類似点
監督業と株の投資家には類似点があります。まずは監督業はどんな仕事かを考えてみましょう。ここでは、サッカーワールドカップの監督の例で考えてみます。
【サッカーワールドカップの監督の仕事】
- 理想のチームの構成を考える
- 選手の実績・強みを調べる
- 選手を招集する
- 選手を入れ替える
次に投資家の仕事もみてみます。ここでいう投資家はあなたのような一般の人も含みます。ファンドマネージャーのようなプロに限った話ではありません。
【投資家の仕事】
- ポートフォリオ(複数の株の組み合わせ)の構成を考える
- 企業の実績・強みを調べる
- 株を買う
- 株を入れ替える
このように見ると、監督と投資家の仕事には下記のように共通点を見出すことができます。
- 監督≒投資家
- チーム構成≒ポートフォリオ構成
- 選手≒企業
- 選手招集≒株を買う
- 選手を入れ替える≒株を入れ替える
チームの構成を考えることは、ポートフォリオを考えることと同じですし、
光る選手を探すのと、光る企業を探すのは似ているということです。
勝つチームづくり=儲かるポートフォリオづくり
監督の仕事と投資家の仕事は似ています。もしあなたが株式投資でしっかりと利益を得たいなら、サッカーでいうところの「勝つチーム」を作るつもりで考えてみてください。
儲かるポートフォリオづくりと勝つチームづくりは同じです。
次の項から儲かるポートフォリオづくりの考え方を、監督的視点でお伝えします。
儲かるポートフォリづくり
儲かるポートフォリオは下記の手順で考えていきましょう。
- ポートフォリオの構成を考える
- 企業の強みを調べる
- 株を買う
- 株を入れ替える
ポートフォリオの構成を考える際には、「世の中にはどんな業界があるか」を見渡すことが重要です。そして、どの業界がどんな時に活躍するかを考えてみましょう。
たとえば、外国人旅行者が増えれば、観光業界が活躍します。
コロナやインフルエンザが流行れば医薬品業界、
DXの推進(IT化の推進)が進むならITサービス業界が活躍します。
最近は、アメリカで景気後退になりそうだ、とが叫ばれてますし、エネルギー価格の上昇は家計に大ダメージです。
景気が悪いときにむしろ活躍する企業はないか?
冬になってエネルギー価格が上がると活躍する企業はないか?
このような考え方も一案です。
円高の時、円安の時それぞれ活躍するのはどんな業界か?
といった形でどんどんアイデアを出してください。
そして「今後この業界は活躍を続けるだろう」と思える業界を絞っていってください。
業界を考える際にはちょっとしたコツがあります。
たとえば、「自動車業界」という大きな括りだと、どんな時に自動車業界が活躍するのかピンときません。このような時は「電気自動車業界」といったように絞れば、CO2の排出規制が厳しくなるほど追い風だな、と考えることができます。
さらに、電気自動車の部品にはどのようなものがあるのかを調べれば、電気自動車が売れるほど、伸びる会社がわかってくると思います。
「スマホ業界」も同じです。スマホ自体の普及はかなり進んでしまいましたが、技術革新は続くと思います。スマホが進化するときに伸びる業界はどんな業界か、という視点で考えれば、活躍を続けそうな業界が見えてきます。
作成した業界のリストが、サッカーチームでいうところの、FW、MF、DF、GKというポジションと同じです。
サッカーのワールドカップメンバーを招集する際には「FWはこの人に来てもらおう」というふうに考えます。
投資の時は、「電気自動車業界はこの企業を買おう」「スマホ業界はこの会社がいいな」というふうに考えます。FWを複数人招集するのと同じで、同業界でいくつもの企業を買っても問題ありません。
選手によって得意不得意があるように、企業によって特徴が異なるからです。
このように業界→個別企業という順に考えることでバランスの良いポートフォリオを作ることができます。
企業の強みを調べる
ポートフォリオの業界の構成を考えたら、次は具体的な企業を深掘りしてみていきます。
これはサッカーチームでいうところの選手選びと同じです。
企業の中身は、同業界の企業を並べることで強みが見えてきます。
サッカー選手でいうなら同じFWの選手同士を比べることで「走るのが早い」「ボールさばきが上手い」「ポジション取りがよい」といった選手の強みが見えてくるのと同じです。
企業の中身の見方は、当社で提供している「株式投資実践講座」でお話します。「株の本を読んでみたけど、会社をどう調べたら良いかわからない」という方にはおすすめです。
株を買う
業界ごとの企業を選んだら、いよいよ「買う」行動に入ります。
これはサッカー選手の招集に似ていますが、実はワールドカップの代表メンバーの招集と、株を買うタイミングでは異なる点があります。それは「将来の成長」を重視するという点です。
ワールドカップメンバーには即戦力が必要です。「今がピーク」という選手を選んでも問題ありません。
しかし、株は「今がピーク」の企業を選んでしまうと、絶望的です。
サッカー選手でいうなら「今はまだ代表では使えないが、ポテンシャルと伸び代があるから4年後〜8年後に使おう」という感覚で2軍の選手を選ぶ感覚が重要です。1軍に上がるくらい成長したときに、選手の年俸が上がるように、企業も成長とともに株価が上がることを期待します。
ここで注意は「掘り出し物ばかりを探す必要はない」ということです。
サッカーでいうなら、メッシやネイマールのように、光ってからさらに光り続ける選手がいるように、企業もすでに成長を続けてきたのに、さらに伸び続ける企業があります。
「まだ光ってないが今後は光そう」という企業と「もう光ってるけどもっと光りそう」という企業をいろいろと織り交ぜることで、選手層の厚いチームができるのと同じで、さまざまな成長過程の銘柄を入れることで層の厚いポートフォリオが作れます。
株を入れ替える
サッカー選手にもピークアウトと引退があるように、業界や企業にも潮時があることがあります。たとえば、今蒸気機関車を開発している企業があるとしたら、その企業の将来性は期待できないと思います。このような企業が入れ替え対象だということです。
しかし、入れ替えはやたらとやるものではないです。基本的には長期投資を前提においた方がいいです。
選手であれば引退後に解説者や指導者で売れっ子になる人がいるように、企業も変化することで成長を続ける場合があります。
サッカーチームがメンバーに解説者を抱えるわけにはいきませんが、株のポートフォリオには、成長性があるなら銘柄をそのまま入れておいて問題ありません。
チームづくりのようにポートフォリオを作る
投資信託を買うことはサッカーチームを丸ごと買うことに似ています。
しかし、投資信託には、ファンドマネージャーという監督がついていますので、あなたが運用の指図をすることはできません。投資信託に投資するということは、サッカーでいうならサポーターになることに近いです。
投資信託の投資に興味がある人には、当社の投資信託実践講座がおすすめです。証券会社に相談しても手数料の高い銘柄ばかり勧められますし、Youtubeでいろいろな人が挙げている銘柄をそのまま買っていいのか、という疑問がある人に向いています。
監督をやりたいなら、自分でポートフォリオを作りましょう。
面白いですよ。
最初からメンバーを登用することばかり考えず、まずは相場を眺めるだけでも結構です。
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株式会社ZN 代表取締役
お金の教育プランナー
遠藤功二
日本FP協会認定 CFP®︎
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
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