高配当株で資産形成する方法
株式投資に興味がある方の中には「配当をもらって生活の足しにしたい 」と考える方は多いと思います。もし配当利回り(配当金を株価で割った割合)が3%の株を1,000万円持っていると配当金は税引前で30万円になります。1億円持っていたら300万円です。
不労所得でこれだけ入ってきたら嬉しいですね。ただ、若い時は配当金をもらっても使ってしまうともったいないです。資産形成に役立ててください。このコラムでは配当金で行う資産形成について解説します。
配当金とは
配当金とは企業が得た利益の一部を分配することです。
もともと株は企業にとっての資金調達手段です。
企業は株を投資家に売ってお金を集めて事業を開始します。企業は事業がうまくいって利益が出た際に、株を持っている人(株主)に配当金を配ります。
この仕組みは実は企業だけではありません。共済もみんなから集めたお金を保険金の支払いに使わなければ翌年に配当します。
「お金を集めて事業で儲かったので出資者に返す」
「お金を集めたけど、使わなかったから返す」
これは実は当たり前のことです。
配当は、企業が余ったお金を出資者に返しているものなのだと理解すると「金利」などと混同しなくなります。
配当金の使い道
配当金は日本株だと半年に1回が一般的です。米国株だと年に4回支払われる銘柄もあります。
嬉しいですね。
ではもらった配当金はどうしたらよいのでしょうか。
1、パーっと使う
確かに普段倹約をしている子育て世代の方々にとって、配当金はとても嬉しいお小遣いです。たまにはパーっと使うのも悪く無いかもしれません。ただこの時には、いつもお世話になっている家族や仲間と一緒に楽しむと有意義かもしれません。例えば、家族のためにみんなで食べるケーキを買って帰るというのはどうでしょうか。
2、預金口座にいれておく
これも悪くはないでしょう。
子育て世代の方は、普段毎月の収支が赤字であり、ボーナスでやっと回復する、という家計の方が多いです。配当金も生活費の足しにしようというのは間違っていません。
3、再投資する
実はこれが最高の方法です。資産形成期はどんどん投資に回していく考え方が大切です。もらった配当金は可能な限り株数を増やすために再投資しましょう
配当を再投資する方法
配当金を再投資すると言ってもわずかな配当金では100株単位の株を買うなんて無理なのでは?と思う方は多いと思います。実は配当金を再投資する方法はいくつかあります。
1、単元未満株を買う
実は多くのネット証券で100株単位の株を1株ずつ買える単元未満株の取引を行っています。
100株ずつだと30万円する株も1株なら3,000円で買えます。
これなら配当金1年分を貯めていれば買えそうです。
1年目は100株しか持っていなかった方が配当金を再投資することで101株、102株と保有株数が増えていきます。
さらに保有株数が多ければ配当金も増えていきますので、資産がどんどん増えていきます。
株価と配当が安定している銘柄を選んで、配当金で資産形成するという手は、計算が立てやすく興味深いものです。ちなみにアメリカ株の場合は1株単位で買えるのでわざわざ単元未満株を探す必要はありません。
2、持株会をする
上場企業にお勤めの方は大抵持株会制度があるはずです。
持株会制度は配当金が再投資されるので非常に効率的な投資です。ぜひやりましょう。
3、るいとうをする
るいとうは自分で銘柄を選んで積立投資で株を少しずつ買っていく手法です。配当は持株会と同様に再投資されます。
配当金は利益の還元
繰り返しになりますが、配当金は企業の利益の還元です。本来企業は得られた利益をさらに事業に再投資して会社を大きくしていきます。
しかし、投資計画が立たない場合や儲かりすぎた場合は配当を出さざるを得ません。
余談ですが、オーストラリアはかなり配当を出す企業が多いので、「再投資に使わないのは問題では?」という人もいます。
企業が利益を再投資に使わないのであれば投資家が再投資をすれば良いのです。
このようなことを知るとなぜ「内部留保」を貯めすぎている企業が叩かれているのかを理解することができます。
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