保険は何がいいか|どんなケースも守る最強の保険を解説

「子供が生まれたから保険に加入しておいたほうがいいのかな」「今の保険がいいのかどうかわからない」「何かお得な良い保険はないの?」と考え、保険の情報を収集している方は多いと思います。実はどれだけ保険の情報を見ても完璧な商品は見つかりません。このコラムでは最も守備範囲広い保険とはどんなものなのかということを解説します。

保険の欠点:払い続けないといけない

保険の最大の欠点が保険料を払い続けなければいけないということです。解約したらそこで保障は止まってしまいます。もちろん保険料の払い込み期間が短くその後終身で保障されるタイプの保険もありますが、それは前払いをしているだけなので月々の保険料は高くなっています。さんざん払い込んだ後に「この保険本当は不要ではないか?」気づいても遅いわけです。もう保険料は保険会社に飲み込まれたあとです。

保険の欠点:命中しなければ保険金は出ない

保険のもう一つの欠点が、保険金の支払い事由に該当しないと保険金が出ないということです。

例えば入院保障であれば、通院では出ないということです。最近は医療がかなり進歩していますので、通院で治療を行うケースは少なくありません。一方で通院治療は徐々に進めていく治療だと長期に渡るケースも多いです。例えばがんの治療で3年程度かかるというケースも珍しくありません。
3年間の治療生活の中で、もし1日も入院がなければ、せっかく大病を患った時のために保険に入っていたのに入院保険金が全くおりないということです。

保険は健康的であれば基本的に保険金をもらう事はありません。何もなければ払い損になるというのが保険の仕組みです。よく聞く声として「ずっと保険料払ってきたけど結局病気にならないので保険金を請求したことがない」という方は多いです。

悔しいのはせっかく保険料を払ってきたのに、病気になって保険金が下りないというケースです。保険の仕組み上これはよく起きることです。

保険の欠点:保険料が高い

保険の欠点として保険料が高いことがいえます。例えば1日5,000円の入院保険金に毎月5,000円以上の保険金を払っているケースがあります。
保険期間分の払込保険料が200万円を超えるケースで、1日の入院保険料が5,000円の場合、仮に入院費だけで保険料を取り返すためには400日の入院が必要になります。もちろん、手術や三大疾病保険金などの一時金でかなり回収できるケースもあります。仮に加入するにしてもそういった一時金の保障を中心にすると良いでしょう。
入院保障が手厚い保険に入っている方は要注意です。

保険の欠点:失業や精神障害の保障が甘い

日本には社会保険制度があります。
医療費が高騰した時は高額療養費が使えますし、世帯主に万が一のことがあった時は少額ではありますが遺族年金が出ます。
会社勤めの方の場合死亡退職金が出る会社も少なくありません。

失業の時は、雇用保険の基本手当がもらえます。勤務期間にもよりますが「会社都合」の退職なら90日〜330日が給付期間になります。
メンタル不調の時は、健康保険の傷病手当て金で給与の3分の2が1年半の間受け取れます。有給休暇も合わせるともう少し休めますね。メンタル不調が治らず退職になる場合は「会社都合」になるように会社に交渉してください。辞めてからだと交渉しずらくなるので辞める前に交渉してください。失業保険の受け取り期間が全然違います。
日本の法律は従業員に有利にできています。
経営者や上司は社員から訴えられるのをとても恐れています。
自身の権利はしっかり勇気をもって主張してください。

メンタルが治らず精神障害になった際には、公的障害年金が受け取れる可能性があります。障害年金は生涯受け取れる可能性があります。(ダジャレじゃありません)
ただ審査で落とされることがあるので申請の際は障害年金の申請を得意とする社労士などの専門家に相談してください。

社会保険では上記のように手厚い保障がありますが、民間保険で失業を保障しているものはごくわずかですし、メンタル系の保障をしている保険商品はまだ少ないのが現状です。

実際には、メンタルで退職する方が多いのにそこは保険会社が不得意としています。保険商品は基本的に保険会社が「保険金を払っていたらやってられない」と考える商品は作られません。だから加入者が損をするのが当たり前です。心も体も健康であれば損をすることが必然の保険ならば、保険料は最低限におさえた方が良いでしょう。

保険の欠点:積立保険はよくないものが多い

保険の前提は「万が一のための備え」です。

老後は多くの方に訪れます。ほとんどの投資用の積立保険は老後の資産形成のために作られています。(終身保険、養老保険、個人年金保険などです)

加入当初は積み立てた資金はほとんど保険会社の手数料として飲み込まれています。試しに積立保険をスタートしてから2年程度で解約してみて下さい。ほとんど解約返戻金は返ってきません。
保険会社がある程度利益を取ってから積み立てが始まります。ある程度お腹がいっぱいになった後は債券などで運用し老後までには何とか辻褄が合うような金額まで増えます。
ただ利回りが悪い保険だと、60歳時点でやっとトントン、こともあるのでこのような保険には入らない方が良いでしょう。
老後が訪れることは「万が一」ではなく必然です。
必然のために保険会社になぜ手数料を払い続けなければならないのか、納得できない方は積立保険を解約しましょう。

最強の保険とは

ここで1つ最強の保険を説明します。最強の保険とは預金、株、債券、投資信託などの保険以外の金融資産のことです。

金融資産であれば、病気、障害、失業、死亡どんなトラブルに対してもお金として自分や家族を守ってくれます。
ところがどうでしょうか。しっかり死亡保険に入っていても闘病中に必要な費用は支給されません。
かなり手厚い医療保険でも急死には無力です。金融資産であれば使うことができます。

金融資産の積み立ては、あなたの好きな金額で自由にコントロールすることができます。
保険の恐ろしいところは先ほど申し上げた通り払い続けないと保障が切れてしまうということです。

例えば急に会社が倒産し失業した際に、高額な積立保険の保険料を払うのが苦しくても保険料を払わなければ解約となり元本割れしてしまいますし、契約者貸付という借り入れ制度を使うと金利が取られます。自分の保険金を引っ張り出しただけなのになぜ金利を払わなけれあばならないのでしょうか。納得できません。

積立保険は収入が減少した際に一気に苦しみに変わります。

世帯主に万が一があった場合も、配偶者の方が自身の積立保険の保険料を払い続けなければならない、ということが起きます。ワンオペで子育てをしていかなければならない中、今お金が必要なのに「65歳になったら500万円になる」という保険に入っていようという気持ちになるでしょうか。「先のことはともかく今子供たちのためにお金が必要なんです」いう声が聞こえてきます。その時に元本割れした解約返戻金か、契約者貸付で金利を取られるなんてひどい話です。

もちろん、配偶者にさらに万が一が起きては困りますから残された配偶者にも保険は必要です。ただ、いつでも気兼ねなく解約や減額ができる掛け捨て保険に最低限入っておけば良いでしょう。掛け捨てなら月数千円ですから、生活を脅かすほどではないはずです。
そして貯蓄や投資はしっかり計画して行えば問題ありません。
全部保険のカゴに入れるのは、考え方としては楽ですが合理的ではありません。
投資用金融資産こそいつでも解約でき何にでも使える柔軟性の高い保険だと覚えておいてください。

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