子供に投資教育をしよう
子供に投資 の教え方がわからない、というあなたのために家庭でできる投資の教育法をお伝えします。
子供に投資を教える際にはまず投資教育をする目的を決める必要があります。
- 子供に資産形成の方法を教えたい
- 投資を通して経済を理解し将来の自分の仕事につなげて欲しい
- 算数を好きになって欲しい
など目的によって教え方は異なります。
子供がどんな投資の話なら興味を持つのかは子供のことを1番よく知っているあなたがよくご存知だと思います。
目的別に何を教えてたら良いのか解説します。
資産形成のやり方を教える
まずは 資産形成が必要な理由を解説します。
子供が社会人になって自分の夢や目標を達成するためには必ずお金が必要になります。恋人と結婚するには結婚式が必要ですし、家を買うにもお金が必要です。子供のための教育費用に関してももちろんまとまったお金が必要になります。
子供が結婚をせずとにかく自由に社会に縛られずに生きていきたいと考える可能性もあります。もしくは海外に移住したいと思うかもしれません。
このようなことをするためにはお金が必要です。
もちろん必要なのはお金だけではありません。ただお金も必要であることは間違いありません。
夢や目標が決まってからお金を貯め始めると非常に時間がかかります。
今貯蓄がない人が、家を買うための頭金として300万円を貯めるとなると月に5万円ずつ貯めても5年かかります。
ところが家が欲しくなる前から10年かけてコツコツ貯蓄をしていると月に2万5000円の貯蓄で300万円を貯めることができます。さらに積立投資で4.3%の利回りで複利運用しながらだと毎月2万円の積み立てで10年間で300万円を作ることができます。
つまり資産形成は人生の夢や目標が決まっていようとなかろうと、とにかく開始してしまった方が良いということになります。子供たちには資産形成を早く始めた人ほど豊かな人生が送れるのだと教えてしまって差し支えありません。
具体的な投資手法の話に移ります。
積み立て投資はドルコスト平均法という手法を使います。
ドルコスト平均法は毎週あるいは毎月、同じ金額ずつ1つの投資対象に投資をする方法です。
こうすることで安いときには多くの数量が買え、高いときにはあまり多くの数量が買えないということが起きます。
<ドルコスト平均法の例>
- 100円で100円のものを買う→1個しか買えない
- 100円で50円のものを買う→2個買える
- この2回の買い物の平均単価は200円÷3=67円
ドルコスト平均法を使うことで、投資対象が100円と50円の平均値である75円をつけているだけで儲かっているということです。つまり半々以上の確率で儲かるということです。
ちなみに私はドルコスト平均法の投資手法で損をした事はありません。
頭で考えるだけではなくやってみるのが1番です。
今は100円でも投資信託が買える時代になりました。子供のお小遣いでも投資にチャレンジしてみることができます。
せっかく算数で平均やら複利やらを習ったのであれば投資に使わなければもったいないです。投資を教えることで子供が算数を好きになるかもしれません。
- 資産形成は早く始めた方が有利である
- 100円からでも投資はできる
いつ投資を教えますか?今でしょう。
株式投資で経済の仕組みを教える
子供に学校の勉強だけではなく社会や経済のことをもっと深く理解してほしいと思います。社会科の授業を否定したくありませんが、地図のマークを覚えたり年号暗記したりする作業ははっきりって苦痛です。歴史の授業は物語性があって楽しいですが、テストのためとなると苦痛に変わります。実社会で生きる社会科は株式投資で学ぶことができます。
株式投資を始めると社会や経済のことを学ぶのが楽しくなります。
例えば家族でマクドナルドでランチをしたときにマクドナルドの株価を見てみてはいかがでしょうか。マクドナルドの株を持っているとどんな優待がもらえるのか、配当はいくら出るのか、そもそも株価は上がっているのかということを調べるとマクドナルドに対する見方が変わってきます。
「 パパマクドナルドの株買ってよ」
なんていう会話を私は聞いたことがありません。このような会話が家庭で行われている状態は投資の英才教育と言えるでしょう。
株式投資というとテレビでよく出てくるパソコンを並べているデイトレーダーを想像する方が多いと思います。
実は株式投資においてチャート分析はさほど重要なものではありません。
どんなにチャート分析を研ぎ澄ましても、投資対象である企業が成長しないことにはなかなか利益を得られません。
株式投資は簡単に言うと成長しそうな会社の株を買っておき本当に成長したときに配当をもらって恩恵を受けたり、株価が上がったところで売却し利益をとるというものです。
経済や社会の動向から一つ一つの企業を分析しその企業が今後成長するのかどうかを想像することは非常に有意義な思考レッスンになります。子供の好奇心、考える力、調べる力を刺激します。
株式投資を学ぶことで社会や経済がどのように動いているのかに興味を持つことができます。一つ一つの企業がどのような努力をしてビジネスを成り立たせているのかを学ぶことができます。
そして子供たちが将来自分の大事な時間や労力をどのような仕事に費やしたいのかということを考える際にも、株式投資の知識が役立つ事はいうまでもありません。
もしかしたら「どこの企業に入っても魅力的でないから自分で会社を起こす」という選択肢を考える子もいると思います。
起業するのであれば、それこそ勉強だけでなく様々な経験が必要です。
起業家は体力もなければいけません。
今の学校での学びにも意欲が出てきそうではありませんか。 学校の勉強で 挫折しているようではまず起業家は務まりません。
株式投資を通して子供たちは将来を展望することができます。
少し話がそれましたが、子供たちが自分のなりたい職業を見つけられるようにするためにも株式投資は子供のうちから教えていきましょう。
投資の教えはじめる目安は小学校5年生以降で問題ありません。
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