お金を貯めるために絶対に必要なもの
お金を貯めるために絶対に必要なもの
今回はお金を貯めるなら、絶対に必要なもの、家計簿について説明していきます。
家計簿をつける準備
お金を貯めるためには家計簿は欠かせません。
なぜなら家計簿は、お金を貯めるために必要な3つの要素の根幹になっているからです。
お金を貯めるための3つの要素
* 収入と支出の管理(←家計簿)
* 資産の管理
* 継続の管理
しかし、家計簿、億劫ですよね。
そもそもレシートを捨ててるからできません、という人も多いのではないでしょうか。
家計簿をつけることが億劫だという人には、
第一歩として「お小遣い制」の導入をお勧めします。
(こちらのブログでもお小遣い制をお話しています)
財布にお金が残る!!一石二鳥のお金の習慣
住宅費、食費、被服費、光熱費、、、、、
家計の複数の複雑な項目を一気に管理するのではなく、
「お小遣いの範囲内で消費する」
ことを実践するのです。
お菓子やお酒、
本、小物、
飲み会、会食など、
これらをお小遣いだけでやりくりしてみて下さい。
家計簿をつけてみる
お小遣いの範囲で支出をコントロールできるようになったら、家計簿をつけ始めてみましょう。やり方は大きく分けて2通りあります。
* ノートやPCで自己流でつける
* 家計簿アプリを使う
オススメは、家計簿アプリです。継続しやすいからです。ノート等につけるのは、三日坊主になるリスクが高くなります。
家計簿アプリ利用の手順
1. 家計簿アプリをダウンロードする
2. 家計簿アプリにキャッシュカード、クレジットカードを登録する
3. 出費が漏れ無く、重複なく記録されているか確認する。
4. (漏れがある分は手打ちの機能を使う)
家計簿の役割
家計簿は収入と支出を見て、家計が赤字か黒字かを判断する資料です。
ファイナンシャルプランニングにおいて家計簿は非常に重要です。
何にいくら支出しているかをみないと改善の方法を判断しようがないからです。
経営コンサルタントは、会社の数字を見て問題点を指摘します。
お医者さんは、検査結果を見て病気を診断します。
家計簿を見ないと、家計の診断はできません。
逆に、家計簿をつけてしまえば、FPに話を聞かなくても、
誰でもある程度の家計の改善は可能です。
中性脂肪が高い→油物を控える
ガンマが高い→お酒を控える
お医者さんに言われるまでもないですよね。
問題点を把握することが重要なわけです。
飲み会代が月20万円→どうしますか?
この問題の対処方法は誰でもわかりますよね。
ただ、病気がみつかった場合に、手術などの治療が必要なように、家計に致命的な問題が見つかった場合は、専門家の力を借りる必要があるかもしれません。
例:不要な掛け捨て保険に入りすぎている
→保険の専門家に相談し保険を見直す
このように
治療方針を決めるために、家計簿は必要なのです。
余談になりますが、生活習慣病が一朝一夕で改善しないように、家計簿(家計の収支)も一朝一夕では改善しません。生活をガラッと変えることは難しいからです。
家計簿の分析
家計簿アプリを導入し1ヶ月経ったら支出の分析をしてみましょう。
支出を見るの、怖いですよね。
「えー!?こんなにお金使ってるの!?」
って目の当たりにするの、嫌ですよね。
でも大丈夫です。
お小遣い制で
支出をコントロールできるようになっているあなたなら、
見つけた問題点に対応できるはずです。安心して下さい。
改善できる支出とは
支出の改善策は、個々人によって異なりますので
ここでは一般的な支出の改善方法を申し上げます。
方法論は皆さんが独自に編み出されることをお勧めします。その方が継続できるはずだからです。
食と住
家計簿をつけてみればお分かりいただけますが、出費で多いのは、食と住に関わる項目のはずです。
食費
基本的には、
外食→テイクアウト→自炊の順にコストダウンできます。
家事をお休みするために、たまには外食は必要です。
気分転換にもなります。
しかし、
毎日外食をしている人、
週何回か家族で外食をしている人は
外食をする代わりに「パパがご飯を作るデー」などを催すだけでも、奥さんの家事休みにはなりますし、外食するより1回分コストは安くなります。
毎日朝食はカフェ(500円)、
ランチは1,000円の定食、
という人は、1ヶ月をウィークデイの20日で計算すると、
その外食を自炊に変えるだけで30,000円の出費を止めることができます。自炊も費用がかかりますので30,000円全てが浮いたわけではありませんが、自炊が外食よりはコスト安であることは、皆さんもご存知だと思います。
住居費
収入の3割を超えているようであれば、住居費は高いと言えます。方法論は以下の2つです。
* 支払い金額を抑える
* 収入を増やす
(持ち家の場合)
住宅ローンを抱えているなら、金利を下げる借り換えが効果的です。保険も同時に見直せるからです。
(賃貸の場合)
家賃を下げるためには引っ越しをしなければいけません。
(収入を増やす場合)
収入を増やすのであれば、仕事をどうしていくかなどの話し合いが必要になってきます。
「このくらいのグレードの家に住みたいから、共働きをやっていこう」という話し合いをしておくべきです。
水道光熱費
工夫だけで毎月数千単位で変わります。
例えば、冬は厚着をするなどの工夫をすれば暖房は節約できます。
家族がバラバラの部屋でエアコンを使うのであれば、
リビングで皆が過ごせば無駄が削減できます。
子供が勉強している時は、親も一緒に勉強するか、
読書などして静かにしていれば、邪魔になりません。
しかし、エアコン代などを節約しすぎて
冬に風邪をひいて病院代がかかっては本末転倒。
夏は冷房しなけば、生死に関わります。
電力とガスが自由化になったので、
契約会社を見直すだけでも少しは効果があります。
価格.com 電気・ガス料金
https://kakaku.com/electricity-gas/
水道代は
使いすぎを防止は言うまでもありません。
被服
流行を取り入れることは重要ですが、お金かかりますよね。「人は見た目が9割」、という話もありますし、ファッションは自信にも繋がります。
調整には、試行錯誤が必要です。
最近流行りの定額のレンタルサービスは、
高いと思うか安いと思うかは、オシャレのレベルによって変わってきますが、経費を固定化できることはメリットです。衝動買いで高い服を買ってしまった、というリスクは防ぎやすくなります。
美容
美容院や床屋に関しては、清潔感を維持するための必要経費、固定費として割り切るのも1つです。
グレードの上げ下げをできるのは、本人のみです。
医療・健康
コンタクトレンズのような必需品は仕方ありませんが、
通っていないスポーツクラブは即解約すべきですね。
通信費
格安スマホに変更する等の見直しで、かなり削減できます。
具体的には、家電量販店で相談すれば提案が受けられます。ドコモ、au、SBと比較し通信速度が落ちてしまうリスクはありますので利用者の口コミを確認した方が無難です。この分野は、人によってとても差がつきやすい傾向があります。
保険
これは、結構無駄が生じている場合があります。
詳しくは別の機会で述べますが、保険を検討する場合の順序は以下の通りです。
1. 万が一の時の必要保障額を計算する
2. 健康保険などの社会保険でカバーできる保障を計算する
3. 足りない部分を民間保険でカバーする
足りないピースを探すパズルのような考え方をするわけです。
上記の考え方をせずに、感覚的に保険に入っていた場合、払込は多いのに、肝心な保障がカバーされていないケースがあります。
教育費用
これは子供将来のために必要な投資なので、できればケチりたくないですよね。削減できるものとしては、本代があります。本を読むな、ということではありません。
本は大切な知識になります。たくさん読むために1冊あたりの経費を浮かすのです。
新品の本→古本屋→バザー→図書館
の順に本はコスパが良くなります。
特に図書館はオススメです。
子供の絵本だけでなく、大人の本も揃ってます。
子供の絵本なら「ファーブル昆虫記」や「マンガ日本の歴史」など、シリーズ系もあります。このあたりは、大人が読んでも興味深い内容になっています。
最後に
支出の調整は、一気に行っても三日坊主になりがちです。
修行みたいになってしまいます。独身ならまだしも家族に負担をかけると罪悪感が生じます。
楽しいことから手をつけていくのがお勧めです。
例えば、次の休日に
お弁当箱を買って自分で作ってみたり、
久しぶりに図書館に出かけてみるのはいかがでしょうか。
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お金の教育塾 FP君
遠藤 功二 Endo Koji
日本FP協会認定 CFP®︎
1級Fファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
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Email: koji.endo@fpkun.com
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