小学生にお小遣いをあげる時に、最低限教えなければいけないお金のルール

小学生に最低限教えておくお金のルールとは

小学生になると半数以上の子がお小遣いをもらい始めます。

しかし、お小遣いをあげる側の親の立場としては、

「お小遣いはいくらあげれば良いかわからない。」

「お小遣いの範囲なら好きなことに使わせていいの?」

「お年玉はどう使わせよう?」

という悩みが出てきます。

 

この記事では、最低限、お金について子供に何を教えていったら良いかを解説していきます。

お金のルール1:絶対にしてはいけないこと

まずお金のルールとして絶対にしてはいけないことを伝えましょう。

 

「人のお金は盗ってはいけない。」というのは言うまでもなくありません。

 

案外見落としがちなのが下記のような点です。このようなことは、繰り返し子供には伝えていく必要があります。

  1. 友達にお金を貸さない
  2. 友達からお金を借りない
  3. お金で遊ばない

 

1、友達にお金を貸してはいけない理由

友達にお金を貸してはいけない理由は簡単です。

「お金の切れ目は縁の切れ目」になってしまうかもしれないからです。

もし貸したお金を友達が返してくれなかったり、

友達が借りたことを忘れてしまったら、とても嫌な想いをします。

その友達のことが嫌いになってしまうかもしれません。

お金を返してくれない友達と仲良く遊べるでしょうか。

そのようなお話をすれば、お子様はお金は貸してはいけないことが理解できるでしょう。

 

どうしても友達がお金に困っていたらどうすれば良いのか

もしこのようなことが起きた場合はどうすれば良いのでしょうか。

 

「友達が帰りのバス代や電車賃がない」

 

いくら親から普段「友達にお金を貸してはダメ。」と教えられていても、「貸してあげないと友達がかわいそう」と思ってしまいお金を貸してしまう子はいるかもしれません。

しかし、このような場合ももちろんお金は貸してはいけません。

 

ではどう教えれば良いのか?

友達がお金がなくて困っていたら、お金を貸すのではなく一緒に解決してあげることが重要です。

1、電話を持っているならおうちの人に電話をする。

2、電話を持っていないなら、交番のお巡りさんに相談する。

 

警察は、交通費を貸してくれます。もちろん後日に親がそのお金を返す必要はあります。

そのような制度がしっかりとあることを、お子様には事前に教えてあげましょう。

 

では次に交通費ではなく、みんなで一緒にお菓子を買いに来たのに、友達が

「お財布忘れてきちゃった。」

と言い出した場合はどうでしょう。

 

お巡りさんはお菓子代は貸してくれません。

 

しかし、1人だけお菓子を食べられないのはかわいそうです。

 

もちろんこのような場合も友達にお金を貸していけません。

 

ではどうすれば良いか。

 

ここでも大切な考え方が、「友達と一緒に問題を解決してあげる。」という考え方です。

例えば、

「お財布を忘れた友達と一緒におうちにお財布を取りに帰ってあげる。」

というのはどうでしょう。

もしくは、

「お菓子は今日はなしにして、別の遊びをしよう。」

と提案するのも良いでしょう。

そのような周りの子が少しがっかりするかもしれないような意見も、正しいと思ったことは、はっきりと言える勇気を持つことは大切ことです。

お金の教育は強い意志を持つことの大切さも学ぶことができます。

 

2、人からお金を借りない

人からお金を借りてはいけない理由は「貸してはいけない理由」と同じです。

友達を無くします。

大人の世界でも、お金を借りるなら銀行や公庫などの金融機関からと決まっています。

 

3、お金で遊ばない

お金を初めて手にすると、目新しいので遊びたくなります。

お店屋さんごっこなどもしたくなるでしょう。

しかし、お金で遊んではいけません。

「お金は尊いものだから」、というのは理由の1つですが、もう少し具体的な理由としては、無くなったら困るからです。

例えばおもちゃのお金が家の床に落ちてても片付けるだけです。

しかし、本当のお金がもし、廊下に落ちていたらどうでしょう。

「せっかくあげたお小遣いを粗末にしてはいけません!」

とお怒りになる方も少なくないでしょう。

また、その廊下に落ちていたお金、本当にお金で遊んでいたお子様のものかどうかはわかりません。

親がうっかり落としたものかもしれません。

そうです。お金はしっかりとお財布か貯金箱に入れて初めて「自分のもの」と主張できるのです。

だからむやみに、お財布や貯金箱から出して遊んではいけないのです。

もちろん、お小遣い帳を付ける時に貯金箱からお金を出すことは全く問題ありません。

 

お金のルール2:お金の使い方

「お小遣いの範囲なら好きにお金を使わせてもいいの?」

このような疑問を持つ親御様は少なくありません。

 

子供の時くらい、お小遣いの範囲なら好きなことにお金を使わせても良いのでしょうか。

例えば玩具屋さんのゲームコーナーで1ヶ月のお小遣いを、1日で使い果たしてしまって良いのでしょうか。

「浪費も勉強?」

「自分のお金だから良い?」

 

いいえ、

もちろん、これはよくありません。

 

理由は、慶應義塾創設者、一万円札でお馴染みの福沢諭吉先生が書かれた「学問のすすめ」に書かれています。

 

学問のすすめには、

「一人の放蕩は諸人の手本となり、ついに世間の風俗を乱りて人の教えに妨げをなすがゆえに、その費やすところの金銀はその人のものたりとも、その罪許すべからず。」

と書かれています。(放蕩:酒や異性に溺れること。)

これは

「いくら自分のお金だからといっても欲のままに豪遊してしまうと他の人にも悪い影響があるので許してはいけない。」ということです。

 

あなたのお子様に、もし浪費癖やギャンブル癖がついてしまうと、周りの友人にも影響が出てしまうかもしれません。

ましてやお子様が大きくなって結婚し子供ができた際に、浪費癖が遺伝しては困ります。

それどころか、浪費癖がある人と結婚したい人なんているのでしょうか。

案外気づかない点ですが、浪費癖は「お金が貯まらない」という意外の、

人生をおかしな方向に向かわせるだけでなく、他人の人生を狂わせるかもしれないというデメリットがあることを教えていきましょう。

お金のルール3:お小遣いのあげ方

では実際に、お小遣いをいくらあげるのか、いつあげるのか、についてどうすれば良いのでしょう。

 

お小遣いの金額は実はとても重要です。

1ヶ月で少し余るくらいが、実は丁度良いと言えます。

 

理由は、

「お小遣いの金額が少なすぎるとお小遣いをあげている意味がなくなってしまうからです。

例えば、小学生になったのに、月に100円だけのお小遣いでは、アイスクリーム1つ買えません。

結局子供の買いたいものを親が買ってあげてしまうという現象が起きます。

そして、月1回のお小遣いは、人知れず貯金箱に貯まって行くだけ。

月100円なら、年1,200円たまるだけです。

そのような貯金ができたからと言って「貯金ができて偉いね。」と褒められるでしょうか。

親が物を買ってあげてしまっていたら自分で貯めたことにはなりません。

 

お小遣いをあげる時は、子供が欲しい物や普段親が買ってあげてきた物を洗い出し、

お小遣いが月にいくら程度必要かを計算してみる必要があります。

そして、ただ無条件にお金をあげるのではなく、おうちのお仕事(お手伝い)をすることで初めてお小遣いをあげると良いでしょう。

 

お小遣いをあげるためには、お子様にとって必要な金額と、それに見合ったおうちのお仕事を考えていかなければいけません。

それをすることによって子供は、

  1. お金は働いて初めてもらえる
  2. お金を稼ぐのは大変である
  3. だからこそお金は大切にしなければいけない

といった人生において大切なことを自然に学ぶことができます。

口で「お金を大切にしなさい」と教える必要はありません。

大切なことは、おうちのお仕事が3日坊主になってしまわないようにすることです。

お金のルール4:計画と予算

ここまでお伝えしてきたお金のルールを守っていくためには「何にいくら使うか」という計画と予算を作ることが大切です。

と言っても、難しいルール作りをしてしまうと続きません。

非常に簡単で良いでしょう。

例えば、お子様が月に一回漫画を買うことを楽しみにしているなら、

予算として「漫画:600円」のように優先順位の高い物に予算を立てておけば良いだけです。

逆にこれをしておかないと、お菓子を買いすぎて肝心な漫画が買えないということが起きてしまいます。

 

このような「お菓子と漫画、どちらが優先順位が高いか」ということを考える機会は、「欲しいものと必要な物を考える」機会になります。

金融教育の世界では、欲しいものと必要な物を分けることが、浪費の抑制に重要だと言われています。

 

全てお小遣いで買う必要はない

予算と計画を立てることは大人にとっても大切です。

「お小遣いをあげているのだからお菓子もおもちゃも全部お小遣いで買いなさい。」では流石に子供にとっては酷です。

例えば、友達が遊びに来た時に出すような袋詰のお菓子や、みんなで遊ぶ用のトランプやUNOのようなゲームなどは、親が買ってあげても良いでしょう。

そのようにルールを決めておくことで、「みんなのものは親が買う」「自分のためのものはお小遣いで買う」というような線引きがはっきりします。

 

お年玉はどうすれば良い?

お年玉は子供にとってはボーナスです。

とはいえ、ここまでこの記事を読まれた方はお年玉を好き勝手に使わせてはいけないことはお分かり頂けたと思います。

しかし、全く使わせないのもかわいそうです。

ここでも、予算の考え方が役に立ちます。

お年玉の使い道を一定のルールの元に設定しておけば、子供は欲しいものがあってもお年玉をもらうまで我慢することができます。

実は、このように、目的のために待つことができる能力がついている子は、将来成功する子が多いそうです。

このことは、マシュマロ・テストという本に書かれています。

 

マシュマロテストの家庭学習|我慢強い子に育てる秘訣とは

普段のお小遣いのルールをそのままお年玉に応用すれば、お年玉の使いすぎを懸念する必要はありません。

 

実は親の方が多くを学べる

ここまでお小遣いをあげる前にお伝えしておきたいことを述べてきました。

実は、ルールを決めたり管理をしたり、一見億劫に見えるお小遣いの教育については、

子供に教育していく過程で親の方が学べることが多いのです。

 

1つ目にご紹介した「やってはいけないこと」については、大人の世界でも同じです。

 

例えば、会社で宴会を行った時の集金。

いつまでも経っても支払いを済ませない人を誰が尊敬できるでしょうか。

私は、これまで様々なケースで集金を行なってきましたが、きっちりしてそうな人でも実は支払期限を過ぎる人は少なくありません。

お金の動きを見ることで、見た目ではわからない人の本質を見ることができます。

 

2つ目のお金の使い方については、自分が周りの影響を受けてしまっていることや自分のお金の使い方が家族などの周りの人に影響を与えているということに気づきます。

 

3つ目の子供のお仕事が3日坊主にならないようにする工夫は、大人の仕事のモチベーション維持と共通します。会社で部下を持つ立場なら、「部下が全然能動的に動いてくれない。」と嘆く前に、子供が飽きないように工夫することと、部下がモチベーションを持って働くことに差がないことに気づけるでしょう。

同じことの繰り返しで評価をされない職場では誰でもがやる気を失います。

 

4つ目の予算の考え方は大人も同じです。

優先順位を決めることは大人にとっても必要です。

大人から見れば、子供がお菓子と本のどちらを買うか迷っていたら、本を優先した方が良いことはすぐにわかります。

本であれば、何度も読んで楽しめますし、本からは多くのことを学べます。

本の内容について友達といろいろとお話を深めていくこともできます。

一方、お菓子は食べてしまえばなくなってしまいます。

大人の世界でも、グチを言うための飲み会もたまには良いかもしれませんが、その費用を外部の人との交流や書籍やセミナー、もしくは趣味やスポーツに使った方が得られるものがあるのではないでしょうか。

 

日本の学校ではお金の教育をしっかりとしてくれません。

かといって、必要に迫られないとなかなか腰を落ち着けて学ぼうとできないのも人間の性です。

お子様にお金のことを教えることは、自分がお金のことを学ぶ良いきっかけになります。

 

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