（出所）総務省　令和2年情報通信機器の保有状況より筆者作成
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd252110.html

もし2010年頃に、

「この先ガラケーを持っている人たちはスマホに買い換えるだろうな」

という予測を立て、スマホメーカーの株を買っていたらかなり利益を出すことができました。
例えば、下記のような感じです。

アップルの株価
2010年10月：約11ドル
2021年10月：約148ドル
約13倍！

FaceBook（メタ）なんかも10年前と今では全然違いますね。
10年前はまだアカウントを持っている人で持っていない人がいるくらいの普及率でした。
今は、SNS嫌いの方を除いて、大抵の方はFaceBookのアカウントを持っていますね。

FaceBook（メタ）の株価
2012年10月：約20ドル
2021年10月：約312ドル
約15倍！

フェイスブックの上場は2012年5月ですから、実はまだそれほど年数が経っていないわけです。

このように10年前を振り返って、今と比較したらどんなイノベーションが起きたのかを理解できます。

そしてこれからの10年後を想像してみましょう。

10年後はどんな世の中になっている？

10年後の未来を考える上で重要な観点は

「まだみんなが持っていないけど、これから欲しがるものは何だろう」

と考えることです。

ただ、それが考えつけば苦労はしないですね。
私もはっきりいって未来のことは断定できません。

例えば、ガラケーからスマホに置き換わる時はどうでしたでしょうか。
ここ数年は、携帯電話ショップや家電量販店ではガラケーはほとんど置いておらず、
スマホばかりです。

ということは、携帯電話が古くなって買い換えるタイミングで、皆スマホに乗り換えていくことがスマホが普及した１つの要因だと考えられます。携帯電話は毎年新機種が出るので、持っている機種はまだまだ使えるのに、周りと比較すると古くなってしまうという現象が起きます。

スマホの普及を読んでいた方は、

「ふふふ。慌てることはない。時期に皆スマホに買い換えるだろう」

と待っていたわけです。もちろん、スマホメーカーの株を買っておいた上でです。
気づけなかったのが悔しいですね。

私たちの身の周りにあるもので、ガラケーからスマホに置き換わったのと同じような感じの革新的なものは何でしょう。

自動車は自動運転車に置き換わるのか、
それとも、空飛ぶタクシーが出てきて自動車いらずの世の中になるのか、
さらにいえば、VRやARのおかげで移動自体が不要になってしまうのではないか、
といったことを想像し、自身が「こうなる」と思う未来に向けて投資をしてみるのは
とても面白いです。

新型コロナのワクチンで有名になったメッセンジャーRNAは今後の医療にどのような影響を与えるのでしょうか。

そのような未来志向ができると今何を学べば良いのかも見えてくるのではないでしょうか。子供に勉強に興味を持たせたいなら、未来志向の投資の話は1つの刺激になるでしょう。

投資をすると、時代の最先端を知ることができます。情報弱者から情報強者になれます。

がんになった時に、言われるがままに治療をするのか、自分で最新の医薬品を調べられるのかで生きられるかどうかが変わるかもしれません。投資について学びましょう。