「少年よ大志を抱け」がこれからの時代に必要なワケ

「少年よ大志を抱け(Boys, be ambitious.)」はアメリカのクラーク博士が学生にいった言葉として有名です。

この言葉は、これからの時代を生きる子供たちにも大切な言葉です。よく現代〜未来は「個」の時代だといわれています。有名大学を卒業し、優良企業に就職すれば、一生安泰、という時代は過去のものです。これからは個性を大切にし、自分独自のスキルやキャリアを積んで自己実現を目指していく時代です。そのためには大志が必要です。

今回は大志を抱くことの大切さについて解説します。

大志を持つと就職にも有利!?

あなたは就職活動のときにこう聞かれませんでしたか?

「あなたはうちの会社に入ったら、どんなことを成し遂げたいですか?」

就活中は、とにかく内定が欲しいから企業のウェブサイトなどをみて、それらしい展望を語る人が多いと思います。私はそうでした。ただ、付け焼き刃の展望は見透かされてしまいます。話を聞く方の立場になれば、わかりますよね。

企業は本気で「仲間」を求めています。だから、その企業で成し遂げたいこと、すなわち「大志」を聞くのです。

今の時代、いわれたことだけを従順にする「イエスマン」を求めている企業は成長しないでしょう。イエスマンの仕事はどんどんシステムに置き換わっているからです。

主体的に、自発的に動ける人を優良企業は求めています。

例えば「食品を作る会社に入って、貧困な国に工場をつくりその国に潤いを呼び込みたい」という大志を持っている方であれば、海外進出の先陣を切るメンバーになれるかもしれません。

「治療薬の開発のスピードを今の100倍早め、病気がもっと治る時代にしたい」という大志を持っている人であれば、研究者として研究開発に切磋琢磨し、もしかしたら、ノーベル賞ものの成功をおさめられるかもしれません。

企業は、「家来」を求めているのではありません。偉業を成し遂げられる可能性がある人を求めています。

大志を持ってないとやばい!?

私は、就職活動のときは大志を持たずに「とりあえず入れれば良い」という考えで、大手証券会社に入りました。大志がないわけですから、言われたことをするだけの会社の「イエスマン」でした。会社の考え方に納得できなくなったので、5年半働いた後、証券会社から大手外資系銀行に転職しました。

金融の現場では、日本人の金融リテラシーの低さを利用した、儲け主義の企業が多いことを知り、私は金融業界から足を洗うことを決意しました。

金融リテラシーが高ければ、儲け主義の企業に大事な資産を削り取られることはありません。私は「これから大人になる子供たちに金融教育を平等に届けたい」とう大志を持ち、思いきって独立しました。子供たちの時代は、正しい金融がまかり通る時代になって欲しいからです。

周りからは、「安定を捨ててもったいない」といわれました。しかし、組織に言われていることだけをする「イエスマン」でいる方が、独立することよりも危険だと私は感じていました。

実は、私が勤めていた部署は、私が退職してしばらく後、閉鎖されました。もし、そのままその企業にいたら、私は転職活動をすることになっていたでしょう。つまり、銀行に残っていても安泰ではなかたっということです。大志がなければ、私は大きな一歩を踏み出せず、職を失い、もがくことになっていたはずです。

「金融教育を本気で進める」という企業はありませんので、私は大志を貫くために起業をするしかありませんでした。もしどこかに、私がやりたいことができる企業があれば、私は起業ではなく、転職を選んでいたと思います。大志を抱け、とは起業せよということではありません。大志があれば、仲間として迎え入れてくれる組織があるかもしれません。

大志をもち、その実現が組織でできるなら、就職すれば良いです。

これからの時代は、自分の価値観や将来の目的を強くもち、自身でスキルアップ、キャリアアップをしていく時代です。

しかし問題があります。学校で学んでいるだけでは、世の中にどんな会社があって、どんな仕事があるのかを知ることはできません。

「大志を抱け」といわれても、何をしたいかなんて決められない、というのが多くの方が持つ感想ではないでしょうか。

学校で企業のことを学べる機会を作ればどうか

私は、子供たちが学校で企業のことを学べる機会が必要だと思っています。1つの会社のことを学ぶとその業界のことを深く学ぶことができます。

例えば、自動車産業であれば、1つの会社を知るだけで、どこの会社がどのような製品を作っているのか、部品を作っている会社にはどんな会社があるのか、自動車を買う人々のニーズにはどんなものがあるのか、自動車業界にはどんな問題があり、企業はどのように立ち向かおうとしているのか、といったことを知ることができます。

上場企業の社長を学校に呼びたい

私は、今1つの企画を走らせています。それは、上場企業の社長を学校に呼ぶ、という企画です。社長が自社について話すことで、子供たちが1つの企業のことをグッと掘り下げて学ぶ機会が得られます。

さまざまな業界のことを知ることができれば、自分の将来について考える糧になります。

「自分の進路を考えなさい」「将来の夢を持ちましょう」といった言葉はよく耳にします。しかし、知識や情報がなければ、思考を回すことなどできません。材料がないのに、料理を考えなさいといわれているようなものです。

上場企業の社長に学ぶ株式投資セミナー

現在当社では、「上場企業の社長に学ぶ株式投資セミナー」というものを企画しています。学校に上場企業の社長を呼んで、企業の社会的役割、ビジョン、強み、求める仲間像などを語ってもらうセミナーです。

一見、「そんなの会社のHPを見ればわかるじゃないか」と思う方もいるかもしれません。しかし、やはり、本物の社長が語ると全然違います。

サッカーをしたことがない人に「サッカーは気持ちが大切だ」と言われるのと、キングカズに同じことを言われるのでは、全然響きが違いますよね。サッカー観戦をすれば、気持ちが大事であることはわかります。でも、カズさんだからこそ、言葉が重いわけです。

どんな気持ちで現場に立っているのかは、その人の生の声を聞かないとわかりません。

上場企業の社長の抱く想いを子供たちに伝える機会は、必ず、日本の未来に資すると私は確信しています。

ただ、本事業は当社でも大きな資源の投入ができず、スローペースの進捗になっています。

本事業を応援、ご支援いただける方はご連絡をいただけますと幸いです。

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株式会社ZN 代表取締役
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遠藤功二
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