小学生のための金融教育|投資を教えるなら未成年口座を開けてください
「子供に株式投資のことを教えたい」
と思うなら、まずは証券会社の未成年口座を開けてください。
投資は紙面だけで勉強していても面白くありません。
実践をすることでだんだんと楽しくなってきます。
スポーツだって、ルールブックを読んでいるだけでは面白くありません。実際にプレーをすることで楽しさがわかってきます。
子供に株式投資のことを教えたいなら、まずは証券会社に未成年口座を開け、お金を振り込みましょう。
そして、子供と一緒にどんな銘柄に投資をするのかを話し合いましょう。
実際に銘柄を選びはじめると、親も子も株式投資が楽しくなってきます。
なぜなら、株式投資には人が楽しいと感じる要素が含まれているからです。
想像をする楽しさ
想像力を働かせていると「楽しい」と感じる時はありませんか?
「ドラマの続きがどうなるのだろう」
「今度の休暇はどこに出かけよう」
といった形で想像をめぐらすことは楽しいものです。
株式投資をする時には想像力が欠かせません。
例えば株式投資をするのであれば、投資する会社の未来を想像する必要があります。
「世の中はこの先どうなるのだろう」
「どんな仕事をしている会社が活躍するのだろう」
と考えることで投資をする会社を選んでいきます。
子供に株式投資を教えたいのであれば、
「10年後に活躍している会社ってどんな会社だろうね」
という話をしてみてください。
いきなり経済や金融の話をするよりも楽しく株式投資について学ぶことができます。
謎解きの楽しさ
謎解きに挑戦し、答え合わせをするのは子供に限らず大人にとっても楽しい遊びです。実は株式投資にはこのような謎解きの要素があります。
例えば、会社の売上や利益が上がると、株価も上がることがあります。株式投資をする時は、「この会社の売上と利益はあがるのだろうか」と考える必要があります。
売上と利益は「決算発表」で明らかになります。
株を買ったら、その会社の「決算発表」をチェックする必要があります。
決算発表の結果、自分が想像した通りにその会社の売上や利益が上がっていたら、「やったー」という気持ちになります。
株式投資には、「次の決算はどんな結果になるのだろう」という謎解きの楽しさがあります。
お金が増える楽しさ
株式投資はお金を増やすためにするものです。
私たちは、なぜお金が増えると嬉しい気持ちになるのでしょうか。
それは「自由」を得られるからです。
刑務所に入るのが処罰になる理由は、刑務所には「自由」がないからです。
人は、自由を求めます。自由がない状況は、誰にとってもしんどいわけです。
お金は、私たちに「好きなことができる」「好きなものが買える」という自由を与えてくれます。お金がたくさんできれば、仕事を辞めるという自由も得ることができます。
投資でお金が増えたら嬉しいのは、誰にでも共通しているということです。
ここで1つ、子供たちに伝えておかなければならないことがあります。それは
「お金がなくなることは、自由がなくなることである」ということです。
朝から晩まで馬車馬のように働かなければ生きていけない状況には、自由がありません。
そのような生き方をしていても、辛いだけです。
本来、貯蓄や投資は「目的」をもってやるべきです。しかし、お金はあればあるだけ「自由」を手にできるという前提が成り立つならば、「目的はないけどとりあえずお金を増やす」という考え方もアリだということです。
未成年口座を作り投資をしてみましょう
未成年口座を開いて親子で投資をスタートしてみてください。
子供が「なんで投資なんてするの?お金なんて増やさなくていいよ」ということをいってきたら、こう教えてあげるのはどうでしょうか。
「大人になって自由を得たいならお金を増やす勉強は大切だよ。お金がないってことは、自分の好きなことをする時間や、好きなものを食べる時間、自分が好きな人といる時間も犠牲にしなくちゃいけないかもしれない。お金を増やすことは、楽しい人生を送るために必要なことなんだよ。」