投資をしない方がいい人ってどんな人?証券会社出身のFPが解説

「私は投資をしない方がいいですよね?」

「投資をしない方がいい人ってどんな人ですか?」

という質問を受けることがあります。

「自分が投資なんてできるの?」「難しいんじゃないの?」と不安になるのはよくわかります。

証券会社と銀行で何千人ものお客様の投資相談をしてきた私の経験でいいますと、たしかに、「投資をしない方がいい人」はいます。
しかし、これは断言できます。

「投資をしない方がいい人になってはいけません」

なぜなら、「投資をしない方がいい人」は、投資以前にもっと大きな問題を抱えているからです。

証券会社や銀行で「投資」を断るケース

証券会社に投資の相談に行ったら、とても熱心な商品説明を受けることになります。
証券会社は、金融商品を販売することで手数料を稼いでいます。
営業担当者は「せっかくきたお客さまだ。ぜひ自分のところで買っていただきたい。」という想いで商品の説明をしてくれます。

しかし、せっかく来店したにもかかわらず、証券会社から

「すいません。お客さまには投資商品をお売りできません。」

と断られることがあります。
私も、証券会社時代、銀行員時代に何度か取引をお断りしたことがあります。

「証券会社から断られる」ということは「あなたは、投資をしない方がいい人です」と烙印を押されたのと同じです。

証券会社が、取引を断るケースは、どのような時なのでしょうか。

それは「お客さまのお金がなさすぎる状態」の時です。

「お金がなさすぎる」とは、収入より支出の方が多くて借金がある状態です。

時々お笑い芸人の方が自虐ネタで
「お金がなさすぎて、借金が何百万円もあります」
といって人を笑わせていますが、あの状態は「投資をしないほうがいい状態」です。

笑い事じゃないということです。ネタだと思いますが。

ちなみに、通常、「投資ができる人かどうか」を判定する際の「借金」に住宅ローンは含めません。
なぜなら住宅ローンは家を担保に入れているからです。無担保で、消費者金融から借りている借金とは全く 性質も金利も違います。そもそも、普段の収支が赤字で貯蓄がない人は、住宅ローンを組むことができません。
審査で落とされます。住宅ローンを組めているということは、銀行の一定の審査を通過した安定した収入がある人、ということになります。

もちろん、住宅ローンの返済で毎月預貯金が減っている状態の方は、まずは繰上げ返済をして、毎月の返済額を下げた方がよいでしょう。
投資より、住宅ローンの返済額を下げるのが先です。

蛇足ですが、暴力団関係の方などの反社会的勢力の方も証券で取引ができません。

投資をしてもよい人になりましょう

ここまで述べてきた通り、「投資をしない方がいい人」にならないことが重要です。
もし、定期的な仕事をしているにもかかわらず、収支が赤字体質の場合は、支出を改善するところからスタートしましょう。

定職について収入があるのに「なぜかお金が貯まらない」という人は、
保険料が高すぎる、住宅ローンや家賃が高すぎる、浪費が多い、などの原因が考えられます。

早急に、家計を改善し投資をしてもよい人になりましょう。

投資で資産づくりをすることは、子供の学費のため、老後の生活資金のためにも重要です。
それだけでなく、投資で資産をつくることができれば、あなた自身の夢を実現できる可能性が高まります。

そして、お金を稼ぎ、資産をつくり、夢を実現する、という順番が重要であることを子供たちにも教えてあげてください。

 

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