子供に投資教育!世界一わかりやすい教え方

子供の将来のことを考えて、「投資のことをわかりやすく教えたい」と思っても、
どのように教えたら良いのかわからない」というのが本音ではないでしょうか

投資のことを教えるといっても、単なるお金儲けの方法を教えたいわけではないですし、ましてや子供が将来、毎日パソコンで株価チャートばかりを眺める「デイトレーダー」になって欲しいと願っている親は少ないと思います。

ただ、「投資」を学ぶことで以下のメリットがあることも事実です。

  • 人生の目的に合わせた資産形成ができ、自己実現がしやすくなる。
  • 経済や金融のことに詳しくなり、その知識が仕事やプライベートで生きる
  • しっかりした投資の知識があれば、「詐欺話」に騙されない

特に、投資の知識は、早く学べば学ぶほど、財産になります。先の人生が長い人ほど、時間を味方につけた投資ができるからです。子供が社会人になるころまでに、「お金を増やす術」を伝えましょう。「お金の増やし方」がわかっていれば、散財はしなくなります。「全部お金を使っちゃうより、増やす方が得じゃん」という思考になるからです。「無駄遣いはダメ!」と口で伝えるだけでは心に響きません。

それでは、ここからは、子供に世界一やさしく投資教育をする方法について解説していきます。

 

童話を例にした子供向けの投資教育

あなたは、日本人なら誰でも知っている「さるかに話」から、「消費」と「投資」の違いを学べるという事実をご存知ですか。

「さるかに話」の冒頭では、サルとカニがおにぎりと柿の種を交換します。サルはおにぎりを食べ、カニは柿の木を育てるという道を選びます。おにぎりを食べればお腹いっぱいになりますが、その先はありません。柿の種は、木に育てれば将来たくさんの実がなります。「おにぎりを食べる」ことが消費、「柿の木を育てること」が投資です。

このように、さるかに話には 道徳だけでなく、「消費」と「投資」で将来が変わる、という金融教育の考え方も含まれています。

お金の使い方3種類!

「消費」と「投資」という言葉が出てきましたので、ここで「お金の使い方」を3つに分類しておきます。

  • 消費:今を生きるために必要なもの
  • 投資:未来を豊かにするもの
  • 浪費:ムダ遣い

これをさるかに話の柿の種とおにぎりを当てはめると、

柿のタネは投資→柿の木は毎年柿の実を実らせるから
おにぎりは消費→食べたらおしまい

となります。

柿の木のような、 未来を豊かにするものを「投資」 と言います。
おにぎりのように、 を生きるために必要なものを「消費」 と言います。

さるかに話を読んだ後に、お子さんとこのようなお話をしてみて下さい。

「〇〇ちゃんなら、おにぎりと柿のタネどっちが欲しい?」

あなたにも新たな発見があるはずです。

「柿のタネ!将来いっぱい柿が食べられるから。」

という賢い子。

「おにぎり好きだから、おにぎり!!」
「お腹すいたから、おにぎり!」という子もいるはずです。

おにぎりと答えたからといって、間違いではありません。
私はランチタイムにコンビニに行った時に、
柿のタネがおにぎりの隣に置いてあっても買いません。
(おせんべいの柿のタネではありません。本当のタネです。)

柿のタネより、昼飯です。ハラペコだからです。生きるためには「おにぎり=消費」も必要です。

しかし、人生で自己実現をしていくためには、消費だけでなく、柿のタネのような「投資」も必要 です。

今はまだ価値のない柿の種を、木に育てられた人が何年後、何十年後に実りを得られます。資産もコツコツ育てられた方が豊かな未来を築けます。知識や能力においても同じです。一朝一夕では大成功はできません。「さるかに話」は人生で大事なことを教えてくれます。

「柿の木に例えて投資を教える」

これが、最も簡単な投資の原理を教える方法です。

無料メルマガで金融教育情報をお送りしています!

メルマガを登録していただければ、メルマガ限定情報の他、 コラムやYouTubeの更新、セミナーのお知らせをお送りします。
解除はいつでもできます。
ぜひお気軽にご登録ください。

投資教育は「生き方」の教育

「投資が未来を豊かにする」という法則は、時間の使い方にもあてはまります。
例えば、勉強、遊び、スポーツ・芸術に時間を使うと、下記のように人生が豊かになるかもしれません。

  • 勉強=やりたい仕事につける。例:宇宙に行く。大発明をする。世界中で活躍する。
  • 遊び=好奇心が伸びる。友達ができる。工夫する力がつく。遊びが仕事になることも。
  • スポーツ・芸術=根気や努力する力がつく。趣味は人脈になる。

子供時代の経験は、全て投資です。
ゲームばかりしている子でも、将来ゲームクリエーターやエンジニアになれば、ゲームは投資だったということになります。

親が親の価値観だけで、お子さんがせっかく投資した「経験」を無駄にしないようにしてあげたいものです。

そのためには、お子さんが夢中になれるものをお子さんと一緒に見つける。成功を信じて続ける。親は支援する。こういった「投資」の姿勢が必要ではないでしょうか。

投資教育は、お金の増やし方を学ぶだけのものではありません。生き方の教育です。

投資の概念はお金を増やすことで理解できる

「お金も時間も将来を見据えて投資するのが大事だな」とわかったとしても、子供に対して、

「時間は投資なの。時間を将来のために投資しなさい。」

と言ってもなかなか理解してもらうことは難しいはずです。

人間にとっては、今が一番大事だからです。
あまり先の話をされても、「ピンとこない」という子が多いはずです。

ここで、お金が良い教材になります。

お金の概念は子供でも簡単に理解します。
幼稚園児でも、小銭でジュースが買えることはすぐに覚えます。

お金を増やすこと、つまり投資が、人生を豊かにすることは、
誰でも簡単に理解できるということです。

勉強嫌いの子供に勉強の大切さを説くことは容易ではありません。
しかし、「将来のためにお金は増やしておいた方が良い」という考え方が理解できない子は少ないでしょう。

お金をとおして投資の意義を理解することが、時間を投資すること(自己投資)の意義も理解することに繋がります。

投資教育の基本は「複利」

投資の基本になるのが複利の考え方です。
アインシュタインは、複利のことを「人類最大の発明」と言っていたことは、金融業界では有名なお話です。

まず、複利と単利の違いについてお話します。

複利とは、100円の投資で10%儲かった場合、その10%分も含めて新しい投資に回していくことです。
例えば複利で10年間10%の利回りで100円を投資した場合の計算は、1.1倍をどんどんかけていくことで求められます。

100✖︎1.1✖︎1.1✖︎1.1✖︎1.1✖︎1.1✖︎
1.1✖︎1.1✖︎1.1✖︎1.1✖︎1.1=259

単利とは、100円の投資で10%儲かった場合、その10%部分は投資に回さないで、10%の利益を足していくだけのことです。
例えば単利で10年間10%の利回りで100円を投資した場合の計算式はこのようになります。

100+10+10+10+10+10+
10+10+10+10+10=200円

まとめるとこうなります。

  • 複利:どんどんかけ算をしていくこと。倍々ゲーム
  • 単利:どんどん足し算をしていくこと。積み上げゲーム

さらにすごい複利の原理

ここでクイズを出します。

【クイズ】
100円を2倍にすると200円、200円を2倍にすると400円になります。このように倍々にしていく計算を10回繰り返すと、100円はいくらになるでしょう。

答えは、102,400円です。

「2倍」とは投資元本に対し、100%の儲けが出ることです。

投資したお金が2倍になることを繰り返すと、資産はどんどん増えていきます。上記の100円の例を3桁増やして、10万円にすれば、答えは102,400,000(1億240万円)になります。

「そんなの机上の空論だ」

と思う人は多いと思います。しかし、株式市場ではこのようなことが平気で起きています。会社は儲けをさらに投資し、複利で成長していくからです。

アップルの株を筆者が生まれた40年前に10万円分買っていると、今1,900倍になっています。為替分を考慮すると単純に1億9,000万円になったとはいえませんが、それにしても大きな金額です。2020年に全国民に配られた10万円を使ってしまうのか、複利で膨らませることができるのかは、投資の知識があるかどうかで変わってきます。

複利の世界は、このように想像を超えた結果を生みます。

例えば、学校のテストの点数は100点という限界があります。
運動会の競争も1位が限界です。
コンクールであれば金賞が限界です。
テレビゲームですら、プログラムの限界値が決めれられています。
しかし、投資の世界は、小学生が100億円を稼いでも不思議ではありません。

柿の木が増えていく原理で理解する

柿の木に実がなり、種がまた木になればどんどん柿の実が増えていきます。これも複利です。複利の原理の特徴は、伸びる幅がどんどん大きくなることです。

100円で買ってきたタネありの柿の実に5個のタネが入っていたとします。そのタネが柿の木になり、1本の木が100個の柿の実を実らせたとします。

5本の木があれば、柿の実の合計は、500個になります。さらに、500個の実それぞれに、5個の柿のタネが入っていたら、2500本の柿の木を育てることができます。2500本の柿の木がそれぞれ100個の実を実らせると、25万個の柿の実ができます。

会社は複利で成長している

せっかく学んだ複利の知識を生かすのであれば、投資か経営をするのがおすすめです。

お店を1つ構え、儲かったお金で店舗を増やせば複利で会社を拡大できます。

「複利を実践するために起業する」というのはハードルが高いため、
どんどん成長している会社の株を買うのが複利を味方に付ける手っ取り早い方法です。金融教育サービスFP君では、小学生向けの投資教育セミナーや講座をオンラインで提供しております。まずは、気軽に参加できるオンラインセミナーに参加してみてはいかがでしょうか。

無料メルマガで金融教育情報をお送りしています!

メルマガを登録していただければ、メルマガ限定情報の他、 コラムやYouTubeの更新、セミナーのお知らせをお送りします。
解除はいつでもできます。
ぜひお気軽にご登録ください。

執筆者

株式会社ZN 代表取締役
お金の教育プランナー
遠藤功二
日本FP協会認定 CFP®︎
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
MBA(経営学修士)
東京都大田区山王2-5-6 SANNO BRIDGE
070-8418-5744
koji.endo@fpkun.com

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA